11月6日(日)函館市総合福祉センターにて、「第63回函館市身体障害者福祉大会」が開催されました。
この大会は、身体障害者の方々が自立・更正する為に、援護を行った方を表彰する授賞式や、身体障害者の方々が日常生活に取り入れて欲しい設備や体制について意見するといったものでした。
意見交換を聞いていて、障害者の方々が不便に感じることが浮き彫りとなり、大変な思いをしていることを痛感しました。
特に印象に残っている意見として、聴覚障害者が何かを購入する際や自宅の工事等を業者に頼む際、意思疎通が難しい為、第三者の介入が必要となり、そのため販売自体を断られてしまう場合が多く、不便であるという意見でした。回答としては意見を頂戴し、討議するという事になりましたが、意見者の切実な発表から、このような意見は沢山ある内の1つであり、まだまだ数え切れない程の不便に感じることがあるのだろうなと感じました。
休憩時間には、身体障害者の方々が作成した編み物や書道の展示を拝見しました。
どれも完成度が高く、大変驚きました( ´▽`)
午後からは声徳会さんによる民謡演奏でお馴染みの「江差追分」や「ソーラン節」の演奏を聴き、その後は江差町の嶽浄山正覚院東堂の村松氏による講演を拝聴しました。
テーマが「よき生き方をめざして」というシリアスなものでしたが、村松氏のトーク力に引き込まれ、度々笑いが起こる楽しい講演となりました(^○^)
今回の大会では身体障害者の生の声を聞くことで、改めて身体障害者の方々の強さを実感した内容となりました。